テープ起こしの仕事は信用第一

こんにちは。テープライターの中森です。

テープ起こし(文字起こし)をしている人、いわゆるテープリライターは、毎回いろいろなタイプや種類の音声を起こしています。

フリーのテープ起こしで生計を立ている人は、決まった内容のものを起こすのはごく稀なわけです。

何故かといいますと、テープ起こしを依頼されるクライアントというのは多種多様で、クライントごとに、依頼される案件や内容も様々だからです。

テープ起こし 信用第一

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クライアントから依頼される案件や内容

例えば、シンポジウムをはじめ、会議やインタビューなど公的な内容なものから、離婚や借金に関する話しといった、裁判関連の内容もあります。

そして、それらの録音された内容というのは、当然ながら、すべてが外部に漏らしてはならない「重要事項」や「機密事項」といってもよいわけです。

時には、会社の存亡にかかわる重要な会議やプライベートな電話のやり取りなんかの依頼も少なくありません。

ある意味、世相を反映しているところもあるのです。

 

テープ起こしは信用第一

とにかく、テープ起こしの仕事をしていると、いろいろな情報を知ることができます。そのため、業務で知り得たことは、たとえ身内だろうが、決して話しをしてはいけません。

テープ起こしは信用第一の仕事なのです。情報を第三者に漏らしたりして、それが発覚したら、損害賠償を請求されることも十分にありうることです。

コンプライアンスが重視される昨今、情報の取り扱いは細心の注意が必要になります。そのため、事前にクライアントと守秘義務契約を交わすのが一般的です。

 

なお現在、コロナ禍の影響もあって、自宅できる在宅ワークとしてテープ起こしは注目されていますが、副業としてテープ起こしのお仕事に興味を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

テープ起こし 副業 ←こちらのサイトが、テープ起こしの副業について分かりやすく解説しておりますので、是非参考にしてみてください。

テープ起こしの歴史

テープライターの中森です。

言語の記録を文章化する作業というのは、はるか昔の古代文明の時代から行われていたとされ、これが、テープ起こしのはじまりだといわれています。

文明の力、文化の発達によって、文字とそれを記録する紙や板などが用いられるようになった時代から、自ずと文章化する作業というのは行われていたんだそうです。

テープ起こし 歴史

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速記法の考案

一般的な話し手の発話速度というのは、書記者の人力筆記がいくら優れていたとしても、追随していくのはかなり困難なことです。

そのため、その時代というのは、要旨部分の要約をはじめ、事前ないしは、事後の原稿を参照しながら編集を行って極力再現するしかなかったといいます。

これでは当然ながら、音声を今のように忠実にテキスト化(文章化)することは難しいといえますし、そのことからも、記録や内容の改ざんも付き物だったようです。

17世紀以降になると、「近代的な速記法」が考案されることになります。その後、改良が進められて、専門の速記者が話し手の発言している内容を記録することができるようになったのです。

 

タイプライターの実用化

19世紀後半に、欧米諸国ではタイプライターが実用化されることで、手書きよりも高速での打刻(タイプ)が可能となりました。

しかし、速記術や高速での正確なタイピング作業には、高度な専門技能が必要なため、そのスキルを持つ者を雇うコストは高くつき、資金力のある企業に限定された技術であったといいます。

なお、話した内容を忠実に記録できるようになったのは、1877年に、トーマス・エジソンが発明した蝋管式レコードの出現からになります。

現代の音声ファイルのように、音声を録音して文章化の作業に利用するという動きが本格化してきたのは、録音メディアの主流が円盤形レコードになった遥か後年だといいます。

テープ起こしに必要なスキルを検証

テープライターの中森です。

どんな仕事や職業にだって、それぞれ向き不向きはあるものです。

テープ起こしという仕事は、それが顕著にでてしまいます。そこで本日は、テープ起こしに必要なスキルを私なりに少し検証してみることにしました。

テープ起こし スキル

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話し手の声を聞き分ける

まず、テープ起こしの仕事をする上でもっとも必要なスキルというのが、話し手の声を聞き分けることができることでしょう。これについては、作業の基本となるからです。

 

検索能力

次に必要になってくるのが、聞いたことがない言葉でも正しく調べられることです。何故なら、テープ起こしを依頼するクライアントの案件にはいろいろな分野があるからです。

講演や会議、雑談をはじめ、講義、シンポジウムなど多種多様のため、聞いたことのない言葉や言い回しというのが必ずといっていいほど出てきます。

そのため、作業をする上で情報を検索したり調べたりすることは日常茶飯事のため、検索能力がなければ話にならないというわけです。

 

国語力

また、多くのテープライターが新聞やニュースを毎日見ているように、新しい話題や情報を追いかけることも必要です。特に新聞は情報もさることながら、漢字や読みがなの勉強にもなります。

録音された音声をテキスト化する上では、国語が得意だとかなり有利になります。

 

タイピング力

タイピングスピードも重要になります。ブラインドタッチでの入力は必須条件といえます。

テープ起こしを職業にしたいのなら、最低限、これらのスキルは必要になります。

テープ起こしの作業方法について

はじめまして!現役テープライターの中森です。

現在、コロナ禍によって、自宅できる在宅ワークが注目されています。テープ起こしもそんな在宅ワークのひとつです。

そこで今日から、テープ起こしという仕事に興味がある人の少しでも参考になればと思い、テープ起こしの仕事に関する情報を配信していきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

テープ起こし

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まずはじめに、テープ起こしというのは、そもそも、どういうことをするのか?まずはそこから説明します。

テープ起こしとは、「反訳、リライト」という言葉が、コレに当てはまりますが、基本的にはその名の通り、会話や会議、講演などの音声をテキスト化することを指します。

テープ起こしの一昔前は、カセットテープやマイクロテープに録音された音声を聴きながら、ペンと紙を使って、実際に書き起こすやり方が主流となっていました。

現在のテープ起こしの方法は、さすがにこのようなやり方ではなく、パソコンに専用のソフトをインストールして、音声を聞きながら同時にタイピングしていくやり方になります。

そのため、テープ起こしの作業では、文字入力が遅いのは致命的なロスになってくるため、タイピングのスピードはかなり重要なスキルの一つになっています。

 

テープ起こしの起こし方

テープ起こしには、いくつかの起こし方があります。一番ポピュラーな起こし方というのが、「ケバ取り」という起こし方です。

「あー」や「えー」「あのー」や「そのー」など、意味の無い間投詞を除いた上で、更に言い間違いなども除いて、音声を文字起こしする方法になります。

スピーカーによっては、意味の無いフレーズをやたらと連発する人もいますので、音声をすべてを拾って起こしてしまうと大変なことになるからです。

このケバ取りという起こし方はテキストにしたときに、とても読みやすいというのが最大のメリットで、事実、クライアントから一番発注が多いのもこの「ケバ取り」になります。

 

テープ起こしは日本語だけではない

なお、テープ起こしで起こす言語は何も日本語ばかりではありません。英語はもちろん、イタリア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、中国語、韓国語などどんな言語でも行います。

ただし、英語、中国語あたりは需要も少なくないのですが、その他の言語は、テープ起こしの作業を行うテープライターが極端に少ないのが現状となっています。

それこぞ、日本国内のテープ起こし業者で多言語に対応している会社は、ほとんど無いといっても過言ではありません。

外国語が話せたり、読んだりできても、録音された外国語の音声を聴きながらテープ起こしをするというのは、また別のかなり高いスキルが要求されるからです。